2020年12月9日 星期三

〈子どもを元気にする環境とは〉《子どもを元気にする環境とは ー政策の現状と評価ー》仙田 満

  1. 身体能力、意欲の低下
    私は学習意欲について問題にしたいと思います。横浜国大の高橋勝教授の報 告によりますと、この25年間で25ポイントも減少しています。これらの原因はさま ざまありますが、私はこどものあそび環境の悪化によって、すなわち外で遊んでいな いための運動不足が最も大きい原因と考えています。こども達の病気の成人病化、あ るいは最近朝日新聞が30歳代の社員に心の病が急増しているとか記事が出ており ましたが、こども時代に十分に遊びを体験してこなかったことが大きく影響してい るのではないかと推察しています


  2. 能力と意欲の低下をもたらすもの
    日 本のあそび環境の変化を見てみますと、1960年代のテレビ、1980年代のテレビ ゲームの影響は極めて大きいものがあります。テレビによってこども達のあそびは あそび集団というものに参加しなければならないという呪縛を解かれてしまったのです

    1980年代のテレビゲームは参加性を持つもので、テレビよりもさら に強力であり、こども達をさらに自閉化させていきました。次代のパソコン、ケイタ イはその変化と楽しさ、魅力をさらに高めています。こども達は外あそびの中で生物 科学的な能力を育む時間を奪われています。さらに大人たちのこどもに対する犯罪 が凶悪化しています。こども達がさらわれ、殺される事件は親達に恐怖を与え、こど も達を閉じ込めています。いまや学校でさえも安全なところかどうか心配されてい ます。まして公園は危険な場所という烙印をおされています
  3. こども達と成育空間の関係
    こども達の成育環境としての建築、都市、公園という空間的な関係について見てみる と、こども達のあそび空間はこの40~50年の間にとても小さくなっています。1955 年頃に比し、10分の1から20分の1というようなオーダーでの減少率です。その 中でも自然スペースは著しく少なくなっています。横浜では斜面緑地という2~30m の小高い丘陵のつながりが自然スペースを形成していましたが、これもこの50年間 で大きく減少しています。また海外とのこどものあそび空間の比較においても、日本 のこども達の環境は極めて低い位置にあります。さらに1975年頃のあそび環境と 1995年頃のあそび環境の変化では、1975年当時の田舎のこども達は大きな自然あ そび空間を持っていましたが、1995年では他の都市のこども達と同じような状態 になっています。すなわち1995年頃は日本のこども達は都市のこども達も田舎のこ ども達も都市化の影響を厳しく受けていると言えます。すなわち田園地域のこども 達も少子化の影響によりあそび集団がほとんど成立せず、都市のこども達以上にあそびの体験が少なくなっていることです。今や日本のこども達は地域をこえてあそ びの体験が少なくなっています


  4. こども達のための空間的条件 
    こどもの成育という点から言えば、低層高密で中庭型の集合住宅こそ適して いると考えています。日本の住宅政策の方向を変える必要があります
    私はこどもの環境として、遊びやすい空間の構 造というテーマで、遊具の研究から遊環構造というモデルを提案しています。こども の集団遊びの原点は、「おにごっこ」と言えます。おにごっこが発生しうる集合形態 が望ましい。そのためには、できるだけ地面に近い必要があります。集合住宅地の清新町団地でも、10階前後でも廊下、階段等でたて横の動線がで工夫されている例で は、住宅棟全体を使ったおにごっこが見られました。しかし、一般的には4、5階建て の中庭居住がこどのも成育の環境として多くの人々から見守られているという点も 良いのではないかと思っています。
    私は日本のこども達に長期、たとえば1年間山村留学さ せる事を提案したいと思います。自然の厳しさ、美しさ、楽しさを1年間過ごす事に よって体験できます。そして、こども達は2つの故郷を持つことができます。都市と田 園とが、こども達を介して連携し、きっと教育的な効果だけではなく、社会的、経済的 な効果も高いと思われます。こども達は、共同生活をする事によってまた学び、たく ましくなる機会を得るに違いありません。

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仙田満對於孩童遊玩環境提出的問題與解決方案

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本來是要找論文的,可是沒有免費下載的,只好看這個

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