- 「おたく」史の「空白の六年調」について
ここで中森は、特に「おたく」という言葉が世に出たとされる一九八三年と一般化したとされる八九年を焦点しており、各々に対して関連事項を踏まえた言及がなされている。 - 中森明夫品「『おたく』の研究」から「おたく」論議へ
- パソコン誌「ログイン」(エンタ ーブレイン)同年八月号の「ニッポン放送のヤングパラダイス一一三宅裕司の潜入ルポ おたく族を探る日」と題された特集記事では、四ページに渡って多彩な「おたく」の具体例が紹介されるととともに、「おたく族っていうコトパのルーツはなんや?」というコラムが設けられ、中森のインタビューが掲載されている
なお、特集記事の本文には「誰にでも、おたく族の心は存在するということだ。このべージでは、おたく族を虐待しているのではないのだ。どちらかとゆ!と礼賛しているのではないかねーといったところである」という記述が見受けられる。 - 「おたく」発信地としてのコミックマーケット
- 第一回『おたく』の研究」から半年程で、コミケット準備会の公式発行物に取り上げられるほど「おたく」という一言葉はコミケに波及していたのである。
「コミケットロ グ カタ25」に掲載された漫画作品集「コミケットセレクションお」の広告に、少女が「おたく」を嫌がるイラストが描かれている - サブカルチャー誌「宝島」(宝島社)八四年三月号の「漫画同人誌大集会に2
万人。マニア的自閉症児が増殖中!?」がある。この記事では「おたく」という雷葉の出告を中森「おたく」の 研究」であると解説しており、「おたく」の定義についても「おたく」の研究」と多くの共通点を持っていた。
さらに同年一 O月号の「巨大化した漫画同人誌フェスティバル「コミケ」のビョ!キ度報告ロリコン系エロ、ネタに人気が集中川どでもこの傾向は変わらず、ロリコン系同人誌を求める「おたく族」は「現実よりも虚構のヤラシ一事に感じちゃうってのちょっと救い難いものありますねえ」と評されている - 「新人類」言説全盛時代の「おたく」
新人類」一言説全盛時代の「おたく」は、「関係性の病」を持った特異な「新人類」として捉えられていたのである - 「おたく」言説における「おたく」差別の様相
「正統派」の「アニメ族」にとって、その差異は非常に重要なものであったようだ。「『おたく』の研究」以降、「おたく」言説には「〈オタク〉による〈オタク〉語り=〈オタク〉の自己言及」といった様相が見られた一方で、「おたく」を自己とは差別的に扱う態度が見受けられるようになっていく。
問題視される「マニア」の中でも「おたく」は別格の扱いを受けていたのである - このように捉え直すと「正統派」の「アニメ族」の異議申し立てとは、「月刊OUT 」に見られた「おたく」との差別化や、外部からの「不名誉なレッテル」に対する危機感といった諸々の要素を体現するものであったことが分かる
- そして八九年へ
そして「おたく」という言葉が一般化する直前八九年は、大手週刊誌に取り上げられるまでになった際に,その捉えられ方に大きく二つのパタ—ンが存在していた。それは①女性(あるいは男性)にもてない、②犯罪を招く、の二点である。
その結果、これまで見てきたように、この六年間に「おたく」という一言葉は「おたく」とされた人々の内外ですでに流通し、複雑な様棺を呈していたことが明らかとなった。当時「「おたく」という言葉は「おたく」の間で主に流通していた」とする安易な見方は、今後見直していく必要があるだろう。
我覺得這篇文章有哪些重點?或是我的心得?
一般討論OTAKU通常會直接從83年跳到89年,然後結束80年代的討論,但這篇補足了中間的部分,對於OTAKU的脈絡與意涵的流通有了很顯見的證據,但從討論中可以看到OTAKU並不是這套負面意涵的源頭,僅僅是從中加入的支流而已,這反而更好奇其源頭從何而來,那我覺得ロリコン這個詞也許是個線索。
一般討論OTAKU通常會直接從83年跳到89年,然後結束80年代的討論,但這篇補足了中間的部分,對於OTAKU的脈絡與意涵的流通有了很顯見的證據,但從討論中可以看到OTAKU並不是這套負面意涵的源頭,僅僅是從中加入的支流而已,這反而更好奇其源頭從何而來,那我覺得ロリコン這個詞也許是個線索。
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